金継ぎ(本漆)
本漆と金粉で継いだ皿
この職人について相談する →
櫻井 じゅんこ
金継ぎ職人 / 金継ぎ屋 めづる
古い物や、大切にされてきた物。
誰かの思い入れが宿る物を、もう一度使える形へ直すことを大切にしています。
櫻井 じゅんこは、屋号「金継ぎ屋 めづる」として活動する金継ぎ職人です。
割れたり欠けたりした器を、ただ元通りにするのではなく、その器が重ねてきた時間や記憶を受け止めながら、新しい美しさへと導いています。
使用するのは、本漆。
漆の木の樹液から作られる、1000年以上の歴史を持つ天然の素材です。
市場には「新漆」と呼ばれる合成のコーティング材も多く出回っていますが、本漆とは異なります。本漆は扱いに時間と技術を要し、硬化までに数週間から数ヶ月かかることもあります。
それでも櫻井 じゅんこが本漆にこだわるのは、器を長く、安全に使い続けるためです。完全に硬化した本漆は食器として使用でき、時間とともに強度や光沢も深まっていきます。
近道をしないこと。
素材をごまかさないこと。
器に込められた思いを、丁寧に受け継ぐこと。
その姿勢が、金継ぎ屋 めづるの仕事を支えています。
金の継ぎ目は、傷を隠すためのものではありません。
その器が歩んできた時間を、美しさとして残すためのものです。